ADENERGY、アジア・クリーン・エネルギー・フォーラムに参加 業界を超えた持続可能な未来づくりについて提言

都市化が進むにつれて

環境への影響がますます重大になっています

  1. 都市の面積は陸地全体の2%しか占めていませんが、CO2排出量は70%を占めています
  2. 世界の33つの巨大都市(人口1000万人を超える)のうち、17の都市はアジアにあります
  3. 2030年まで、巨大都市は43都市に増えますが、そのうち81%(35都市)は、アジアにあります

今週、ADENERGYのCEOであるArnaud Dauvillier氏は、APUEAが開催するアジア・クリーン・エネルギー・フォーラムに参加して、インド、中国、ASEAN、及び、日本からのエネルギー専門家と共に、都市のクリーン・エネルギーの発展の必要性について議論を交わしました

今年フォーラムのテーマ:「ビジョン20/20: 持続可能な未来のための業界を横断するイノベーション」

会議において、Arnaud Dauvillier氏は、エネルギー効率、再生可能エネルギー、及び、スマートシティなどのテーマに関しての情報や意見を共有し、持続発展可能な都市に向けた課題解決に向けて、業界を超えた協力が必要になる点や、コロナウイルスの発生後の新たな取り組みなどについて提言を行いました。

特に、Arnaud氏は、知識共有すると共にあらゆる専門家が協働することが重要である点を強調しました。

都市におけるエネルギー・ソリューション

業界を超えて協業することで、イノベーションを起こします

都市は、そこに暮らす人々だけではなく、建物やビジネスも多様化しています。そのため、エネルギー効率を高めるため、あらゆる部門が協働し、これを総合的に管理することがとりわけ重要となります。

排出量を削減することは、政府だけの責任ではありません

特に不動産関連事業者は、重要な役割を果たす必要があります。例えば、ビルの管理者は、ビルの付加価値や入居率を高めることに集中するだけでなく、施設運営やメンテナンス費用、また、エネルギー消費量の削減にも配慮すべきです。

皆で共同することが重要です

すべての建物、資産、企業は、エネルギー管理と公共サービスのコストと品質を最適化する必要があります。 持続可能な都市開発のためには、都市の政策、規制、インセンティブ制度などを深く理解する必要があり、また、最新のテクノロジーと豊富なプロジェクト管理の経験やスキルが求められます。 つまり、益々多くの企業が戦略的パートナーとして、これら専門性を有する企業と共同することが必要となります。

人工知能は、環境とエネルギー消費の管理にも革新性をもたらします

稼働率、効率指標、ユーザーの快適さなどをリアルタイムに計測すると共に、過去のデータに基づいて建物の中央空調、照明、電力などを自動管理するシステムは、すでに実現しています。 今後はさらに、地域や都市全体の建物をモデル化し、建物と都市のエネルギー消費等を最適化するインテリジェントなシステムを構築することも可能になります。

コロナウイルスにより、働き方も変わっています

ほとんどの企業では、従業員が一緒に企業の文化に触れ、また、業務効率を高めるために、物理的に同じ職場で仕事を行っています。 しかし、今回のコロナウイルスの流行により、多くの人々が、徐々に仕事の仕方を変えてきており、リモート・ワークが次第に主流になりつつあります。つまり、建物オーナーにとっては、テナントの従業員が、より健康的でより良い環境で勤務できる環境を提供することが、特に重要となります。

バーチャル・ツイン・テクノロジーの活用により、柔軟な環境をつくり上げることが出来ます

現代のオフィスにおいて、環境への要求はますます高まっており、バー・スペースやフィットネス・スペースなど、オフィス・スペースの機能面に対する柔軟性も日々高まっています。 バーチャル・ツイン・テクノロジーにより、実際のエネルギーや設備、また、サービスについての総合的な視野を提供し、様々なシナリオの下での結果をシミュレーションし、エネルギーや設備、サービスの最も合理的な組み合わせを得ることができます。

都市開発と環境保護は相互に逆説的ではなく、都市開発の過程において、あらかじめエネルギー効率の最適化管理を行うことが重要です。また、ビジネス、生活、およびその他の関係者のすべてに安全であり、且つ、高利率的な運用を行うことも重要です。 ADENのクリーン・エネルギー・ソリューションにより、運用コストの削減とエネルギー効率を改善し、また、都市の生活の質を改善しながら、再生可能資源を効率的に使用した持続可能な開発と環境保護を実現することができます。