衛生・消毒ロボット:コロナウイルスとの戦いに向けた新たな取り組み ロボットが、職場の衛生危機に立ち向かいます

最近、アジア、特に中国における話題と言えば、コロナウイルスに関することしかありません。コロナウイルス危機は、2002-2003年のSARSの流行以来見られなかったほど、我々の生命や職場を混乱させています。この危機は、マスクを着用した市民、閑散とした通り、また、わずか10日間で建設された数千床もの病院など、我々に象徴的な印象をもたらしました。

しかし、この危機の期間中、ハイテク業界やファシリティ・マネジメント業界においては、中国の危機対応における新たな取り組みが目立ちはじめました。ロボットの活用です。

世界と中国はSARS流行の時代から、劇的に変化を遂げました。この変化が最も顕著であった分野は言うまでもなく、テクノロジー分野です。今日、中国がコロナウイルスに対する全面攻撃を行うにあたり、世界を牽引する同国のロボット産業が最大の貢献をしています。病院、企業、学校を消毒し、衛生状況を安全なレベルに保つなど、過去の危機の際には、想像も出来なかったほどの、信頼性とトレーサビリティを確保しています。

コロナウイルスとの戦いについては、まだ終焉を迎える見通しではありませんが、消毒ロボットが中国全土の施設で活躍しており、私たちが生活している場所や空気を清潔に保っています。

人の行けない(行ってはいけない)場所の消毒

コロナウイルスのような伝染性の高い病原体に対しては、消毒の初期段階が非常に重要となります。衛生状態を維持するためには、作業スタッフの往来が必要となりますが、残念ながら、消毒作業は人間にとっても非常に危険な作業であり、作業スタッフの接触、二次感染、伝染等の脅威を高めています。

この点において、消毒ロボットは「初期対応者」として重要な役割を果たすことが出来ます。室内や現場が最も汚染されているとき、消毒ロボットは、感染の危険なく、容易に床や空気を消毒するために出入りすることが出来ます。後の作業で手作業が必要になる際も、スタッフへの危険リスクが低くなります。このような安全面に加え、消毒ロボットは作業スタッフの消毒や防護服、機材の調達コストと手間の軽減にも貢献します。

更にこの役割は、日ごとに重要さを増します。職場や学校が活動を再開する場合、また、病院が新規患者を受け入れるたびに、新しいウイルス感染のリスクが高まります。施設における最善の解決策は、施設を閉鎖することではなく、積極的に消毒を実施し、日々人々を保護することです。現場に消毒ロボットを設置することで、現場における迅速な対応が可能になります。

信頼性 – 突然の場合に備える

平常時においても、職場には病気や旅程の遅れ、緊急を要する家庭の問題等、不測の事態が起こりえます。しかしながら、平常時はこれらが問題になることはありません。会社では、このような事態に職場が混乱しないよう常に何かしらの手順や備えがあります。

しかし、コロナウイルスのような危機では、すべてが変わります。

武漢だけではなく中国全土で、都市や地区は、緊急の通知で強制的に公共交通機関を利用した移動の制限、職場の閉鎖などの行動を取らざるを得なくなっています。

同時に、感染の速度次第では、たった一晩で職場の従業員全員が不在になる可能性もあります。感染した従業員が職場の衛生・消毒作業を行う従業員である場合、施設や職場の安全面での影響は壊滅的となり得ます。

人間の作業スタッフとは異なり、ロボットは病気になることはありません。ロボットは他のロボットに感染させません。ロボットは休暇を必要とせず、また、休憩のため作業現場から離れる必要もありません。

ロボット活用の最も重要な点を挙げるとすれば、その信頼性です。コロナウイルスのように突然の壊滅的な危機を招くような恐れがある場合、職場を通常通りの衛生環境に維持するため、信頼性は非常に重要となります。

トレーサビリティ – ミスを犯しません

清潔さのレベルとは? これに対する、考え方は人によって異なります。人の手では、そう簡単に実際の作業の有無やその出来具合を見抜くことはできません。平常時においてすら、この点は、サービスの品質と職場の環境維持において重要な問題です。しかしながら、危機的状況の際、この点は、すべての人の健康を脅かす更に重要な問題となります。

最新のデジタル技術とIoT機器を搭載した消毒ロボットは、この点でも有効です。これらの技術を組み合わせることで、消毒ロボットは、作業状況を正確に定量化することが出来ます。迅速且つ的確に対象箇所の衛生状況を把握することが出来ます。

IoT とデジタル化技術は基本的に情報で結びついているため、トレーサビリティの点については、作業対象の規模を問いません。複数の現場を有する企業においても、単一の現場を有する企業と同様に、総合的に、また、リアルタイムで、自動化された衛生環境を維持・管理することが出来ます。

アデン・ロボティクスの提案

現在、上海のアデン本社と中国の80拠点で、アデン・ロボティクスは業界で最も先進的な消毒ロボットと衛生ロボット企業の紹介・導入を進めています。当社のネットワークはク様々な業種・業態に亘っており、各現場の特定のニーズに対して、最適な機器構成を提案します。

衛生・消毒分野においても、アデン・ロボティクスは、病院や他の医療施設等の専門的な施設においても、表面消毒や空気を洗浄等に関する高度なソリューションを提供しています。

また、当社は、汚染物への接触、対面接触によるウイルス感染を低減する、非接触型ロボットも活用しています。これらの点については、今後パート2としてご紹介致します(近日公開予定です)。

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