Akilaは、IKEA中国の37店舗にデジタルツインプラットフォームを導入し、ESG及び脱炭素目標を共同で推進します

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2022年7月5日, 上海 — Akilaは、IKEA中国と提携契約を締結しました。Akilaは、デジタルツインと人工知能(AI)技術を活用し、IKEA中国の全資産ポートフォリオに対し、データ主導型の意思決定を行えるよう、また、社会、環境、およびガバナンス(ESG)の目標を達成できるよう、プラットフォームを提供し支援致します。 IKEAの済南店舗におけるAkilaのパイロットプロジェクトが成功裏に進んだことから、IKEAは中国の37店舗にAkilaを導入することを決定しました。これによりIKEAは、合計140万平方メートルからの炭素排出量を約1万トン削減できる見通しです。 IKEAは今回Akilaプラットフォームを導入することで、中国の既存施設のデジタル化を推進するだけでなく、今後の新規店舗についても、設計・建設段階でデジタル化に取り組むことになります。

Akilaの全国的な導入に伴い、IKEAは持続可能な発展に対するコミットメントを実現させます。 37店舗の全データの透明性を確保すると共にベンチマーク分析を行うことで、店舗のパフォーマンス、コスト、炭素排出量を全面的且つリアルタイムでモニタリングを行います。 また、AkilaのAI予測機能に基づき、IKEAは現場のデータを活用し、環境に対するリスクと影響をシミュレーションし、持続可能な発展とESG目標達成に向けた、より詳細なロードマップを作成します。

Inkgaグループ中国不動産部総裁のStephan Deville氏は、「IEKAは、中国で大規模な資産ポートフォリオを保有する企業として、持続可能性に対する責任を理解すると共に、建設と運営の面でもその責任を果たすべきであると強く認識しています。 Akilaとの提携により、店舗資産のライフサイクル全体に亘る洞察を得られると共に、AIを利用し将来の状態をシミュレーション、予測することも出来、建築と建築、また、運営全体の最適化を実現することが出来ました。」

Akilaのイノベーション責任者兼共同創業者Philippe Obry氏は、「今回の提携でIKEAがAkilaプラットフォームを導入することで、IKEAの経営陣が、ポートフォリオのデータを適切に管理し、より透明性を高めることができるようになります。 Akilaは、エネルギーの最適化は勿論、IKEAのESG目標と炭素ゼロへの取り組みを加速させるとともに、資産の維持管理や環境面での他の分野に対するソリューションも提供します」

Akilaについて

Akilaは、デジタルツインプラットフォームをベースに、施設の持続可能性やパフォーマンスを高めると共に、ヒューマンセントリックな環境を提供し、ポートフォリオマネージャーと経営幹部のESGレポートを簡素化します。Akilaは、マイクロソフト、ダッソーシステムズ及びADENグループのパートナーシップ支援を受けており、現在80人以上のメンバーで運営されています。Akilaのプラットフォームは、現在60以上の現場の合計350万平方メートルの施設を管理しています。Akilaは、2022年度の世界経済フォーラムにおいてテクノロジー・パイオニア企業に選定されました。